「1日1捨て」の効果
心が穏やかになり考えが整理される
「お寺の本堂のように整然とした空間にいると、心が穏やかになりますよね。雑然とした物の多さが雑念を生むと言われていますが、実感としてもそう感じます」とみしぇるさんは話します。周囲に散乱する物が多いと、それだけで心や頭が煩わされるものです。一方で、自分にとって必要なものや好きなものだけに囲まれていると、気持ちも落ち着き、思考がスムーズになります。
片づけと掃除が効率的に:余裕のある時間とストレス軽減
「掃除をする時に、床に多くの物が散らばっていると、まずそれらを移動させることから始める必要があります。しかし、物が少なければ、掃除はずっと簡単になり、家事の時間も短縮されます。また、物の置き場所がはっきりしていると、必要な物を探す時間も減ります。このように、物を減らすことで時間に余裕が生まれ、ストレスも軽減されるので、一石二鳥です」というのが、片づけの効果です。物が少ないことで、日常生活がスムーズになり、余裕のある生活を送ることができます。
物を手放した先に見える自分と理想の生き方
必要のない物を手放すと、自分の周りに残るのは現在の自分にとって重要な物、愛着を感じる物、価値ある物だけとなります。そうすると、今まで気づかなかった本当の自己や、理想の生活スタイルが明確に見え始めることがあります。「雑多な物に囲まれていた時には見えなかった自分が見えるようになり、気持ちも前向きになり、行動力もアップします。私自身、理想的な人生へと歩み寄っていると感じています」というのが、物を減らした後に感じる変化です。
シンプルな生活への一歩「終活」への準備
家の中にある多くの物が、将来的に判断や処分の大きな負担となることは間違いありません。特に、大量の物の処分には多くの時間と労力、時には費用もかかります。これを避けるために、「今のうちに不要な物を少しずつ整理しておくことが、将来的な終活の負担を軽減する」という考え方があります。体力や気力がある今、少しずつ片づけを進めることで、老後の生活をより快適に、そして心穏やかに過ごせるようになるでしょう。