物が多い暮らしから断捨離を経てミニマリスト化に進んでいる自分の体験から、無駄買いしない・やめたい!買いすぎをなくしたいという方向けに、無駄買いを予防できた方法をまとめました。
またムダ買いしたくなる脳の働きや心理を解説しているので予防法の参考にぜひ!
無駄買いしない・買いすぎやめたい!
無駄買いしたくなる脳の状態を心理を知る
無駄買いや買いすぎをなくすためには、まずは原因・現状を知ると対策が取りやすいです。
はじめは主に衝動買いや物欲が刺激される脳と心理状態をまとめていきます。
物を見てテンションが上がると物欲も上がる
「欲しい!」と感じる時、脳の中ではドーパミンが分泌されて快感を覚える状態になります。
この時に衝動買いをしてしまうと、一気にドーパミンが出てスンとドーパミン放出が止まってしまい、興奮が冷めて快感=満足感が消えてしまいます。
衝動買いに走り後悔をしてしまう脳の仕組みを踏まえると、物に出合った時のときめきだけで判断して買い物をすると失敗しやすいといえます。
繰り返し同じ物を見ると買いたくなる
広告などで同じ商品の広告を何度も見るうちに気になってしまい、目にする回数が増えれば増えるほど高感度が高まる=商品を買いたくなる心理になります。この仕組み・効果を『単純接触効果』といい、物を売るマーケティングの一種の手法にもなっています。こうした広告の罠にかかりやすいのは思考回路が停止している時。自分で考えて判断するように心がけると良いですよ!
行列ができていると思わず並んで買ってしまう
多くの人が買っているから…他の人と一緒だから安心!という心理でついつい購入してしまうことがあります。これは「大多数の人が並んでまで買っている=良いものと認識してしまう」という『バンドワゴン効果』によって、とりあえず買ってしまったりします。
脳の状態としては、少ない労力で最大の効果を得ようとしている状態。多くの人が~…と自分の意思で考えずに「とりあえず購入」のために、満足度が上がりにくい買い物に陥りやすいです。
今買わないと損!得したくて買い物をする
『損失回避性』と呼ばれる心理が人間にはあり、得をするよりも損をすることを極度に嫌い苦痛を感じやすくなっています。買い物でいうと「限定品」「限定◯個」「タイムセール」などの札や広告を見て、今買わないと損だから!と損をして悔しくならないために焦って買い物をしてしまう状態がまさにソレ。
できるだけ落ち着いて、買った後にどう使うのか、できるだけ具体的に思い描いて本当に必要なのかどうかを冷静に見極めると良いですよ。
有名人や素敵な人のおすすめを「良い」と思い込んで購入
著名人・有名人がおすすめするくらいだから、きっと良いものに違いない!と無条件に信じてしまう現象を『ハロー効果』といいます。
多くの広告で芸能人を起用しているのはまさにハロー効果を狙っているもの。
考えることを面倒くさがる脳にとって、有名人といった権威に対してはものすごく弱いです。
他人にとって良いものでも、自分に合うかどうかは別問題、と考え、思い込みをなくして、自分の場合は…と自分に置き換えて考える癖をつけるようにしましょう。
無駄買い・買いすぎをなくす方法
私自身が実際に効果を感じている無駄買い・買いすぎをなくすことができた方法についてまとめました。
最後に手放す・捨てることを考える
「いずれは捨てる」「最後は手放す」ということを具体的に考えると、買わなくても良いか!と思い直すことが多いです。
これを買ったら、私はどのくらいの頻度を使って、最後はどう手放すのだろうか…と考えた時、「捨てるのが面倒」と思ったり「そこまで使わないで手放すことになりそう」と思うのであれば、一旦買うのを止めたり思いとどまったりします。
特に一度本格的に断捨離をしてみると「これだけ物を捨てる=買った時の金額を考えたら買わなくて良かったのかも」という経験があるので、なおのこと不要な物を買いにくくなります。
家に帰って物を2つ手放す・捨てることを考える
1つ物を買うということは、他の物を使わなくなることとイコールになります。
使わないのであれば手放す・捨てても良いはず。
さらに「他の物を2つ捨ててまで、この商品欲しいのかな?」と具体的に考えてみると「そこまでじゃないな」「捨てる物がない、捨てられない」と思って思いとどまることができたりします。
買わないことを10回繰り返したら何が買えるのかを考える
100円ショップが大好きだからこそ、よく行っている考え方なのですが「100円で安い!かわいい!」と衝動買いしたくなった時、一旦落ち着くために「これ10回買わなかったら1000円になる。1000円あったら…」と考えたりします。
私の場合には、1000円あったら本を購入できる。50回買わなかったら好きなゲームソフトで遊べると思ったりします。
安物買いの銭失いの防止に最適です。
目的の物以外は購入しない・ついで買いをしない
目当ての物を買いに行くと、つい店内や近隣のオシャレなショップを見学して、ついつい購入…なんてことが多かったので、目的の商品・お店以外は回らないと決めて買い物をすると衝動買いしなくて済みます。