「ミニマリストって意味ない!」ミニマリストに意味を見いだせるかどうかの違いについてまとめました。
ミニマリストは意味ない?
ミニマリストを目指して断念した人、断捨離をして物を減らしたのに再び乱れた部屋になったり元通りになった人。
そういう「ミニマリストになれなかった」という方の中には「ミニマリストなんて意味ない!」と思った人もいるようです。
また「パフォーマンスやファッションみたい!それにミニマリストになんてなっても別に意味ないんじゃないかなあ」という意見もみられたりします。
そこで「意味のないミニマリスト」「意味のあるミニマリスト」とはなんなのか?について考えてみました。
意味のないミニマリストとは?
ただ物を捨てる「だけ」のミニマリスト
たとえばこういう話があります。
近所からもゴミ屋敷と呼ばれたり、汚部屋(おへや)となっている住民のために、テレビ番組やバラエティー番組の企画で芸能人が徹底的に家や部屋を片付けに行きました!見違えるほど綺麗になった!やったね!
……というのに、後日、追跡調査で再度、その家や部屋を訪れると、元のように物が多く散らかった空間に……
なぜこういうことが起きるのかというと、それは「ただ物を捨てただけ」だからです。
自分自身を物を通して見極めるのが「断捨離」「ミニマリスト」への道となるのですが、そんなプロセスは一切通り越して、他人である芸能人やテレビ局側でガンガン物を捨てただけ、という場合には、元通りになる確率がものすごく高いと思います。
ただ捨てるだけのミニマリストは、たしかに意味がありません。
外観だけ真似をするミニマリスト
そういった意味でも冒頭であった通り「何か流行みたいだし、オシャレっぽそうだし、物捨てるだけでいいんでしょ?」といった感じのファッション感覚で「外見・見た目だけを真似るミニマリストも意味がないです。
はじめは外っ面だけでミニマリスト目指してみたら「気づき」がいっぱいあって目覚めました!…なら良いのですが、そうでないのであれば意味はないといえます。
物を減らす「だけ」で良いことがあると勘違いしているミニマリスト
これは「断捨離」にもいえることですが、
- 物を減らすだけで、お金が貯まる
- 物を減らすとスペースが空くので、そこで良いこと・幸運が舞い込んでくる
というように、まるで物さえ減らせば、捨てれば良いことが起きる!というようなことを拡大解釈してしまい、
「あれ?物を捨てまくったのに、なんにも良いこと起きない!!」
というような考えを発動してしまう人が一部います。
物を減らすとお金が貯まる、引き寄せの法則等で運気アップ等も、あながち間違いではないのですが、謎のスピリチュアル思考を発動してしまうと、それはそれで「意味ない」です。
意味のあるミニマリストとは?
物を減らすことを通じて「反省・学び」を得られるミニマリスト
断捨離・ミニマリストともに本来は
物を通じて自分の生き方を「整理整頓する」
というのが真髄です。
ですので、物を減らす過程で
- 無駄に買ってしまった物(お金)に対する反省
- 物(お金)を最大限に活用するための学び
ができたのであればミニマリストとして意味があります。
物に埋もれていた「自分自身」「時間」「自由」を見つけたミニマリスト
物の数だけがミニマリストではないと気づいた人
最後になりますが、自分自身にとって本気で必要な物だけを残すのがミニマリストの特徴です。
ですので「本気で必要な物」の量や質には個人差があります。
そこを分かっているミニマリストは真に意味あるミニマリストと言えるのでは?と思っています。
世間一般的にいう「なんにもない部屋に住む人はミニマリストで、それ以外はミニマリストではない」という枠にとらわれないので「物が少ない自慢」がいかに滑稽なことなのかも分かる人が多いために、ミニマリストの名前でマウントをとったりはしないです。
かえって、非ミニマリストの人たちの方が勝手にマウントをとりに行ったり、勝手なカーストを作っているようにも感じられます。